できないことを、できると言うことについて

どこまでができないことなのか。

この世界にいると、プレゼン内容と実績が噛み合っていないなと感じることが多い。一緒に仕事をしても、仕事をしている人を見ていても、プレゼンで聞いたのとは程遠い完成品に出会うことはよくあることだ。そして時間がなかった、体調が悪かった、予算が予想以上だったなどなど、聞くに耐えない言い訳を聞く。しかしよく観察してみると、できないことをできると主張するひとは多いのだ。私はどうも日本で長いこと真逆の習慣で生きてきたから、ドイツでいくら長く暮らしてもこればかりは譲れない。

謙遜は損をする

謙遜は損をする、そんな世界だ。でも私はそれは嘘に通じるものがあると思う。けれどいつまでもそのやり方でいると周りにどんどん追い抜かされてしまう。人々は自分の実力に見切りをつけて、安くて粗悪な商品をどれだけ高くて良いものに見せるかの方に力を注いでいる。その理由は本当にクオリティの高いものをつくろうと思ったら人並み以上の努力と才能が必要だからだ。けれど努力も才能もないひとには限界が早い段階でやってくる。逆に努力と才能があって、とても高いクオリティのものを発表できたとしても、その魅力を伝えきれなかったら意味がない。この世界は思っている以上に複雑にできている。

クリエイターとして大切なこと

若い時は一人で全部できると思っていた。けれど40代を目の前にして、自分が得意とするものとそうでないものが明確になる。そして残された時間は限りあるものだ。その中でクリエイターとして生き残るためには取捨選択をしなければならない。その判断もあまり時間をかけない方がいい。クリエイターの体感時間は、すごく短いと思う。

3月からは正式にデザイン事務所の契約をして、リノベーションに入る。今でもかなり忙しいが、これからもっと忙しくなるだろう。残された時間で精一杯生きるしかない

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